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インスリンポンプの気泡対策!!

2014-12-11
今年もあと1ヵ月足らずとなりました。
 皆さん慌しく日々をお過ごしでしょうか。でもしかしホント、年齢を追うごとに月日の流れが着々と早く感じられるようになってきますね。いやはや何とも
 そんな折ですが、このブログを始めて4年間経ちました 途中休んだりもありましたが、それでもこうして続けてこられたのいつも見に来てくださる常連さんと、そして1型糖尿病療養について調べようとネット検索から訪れてきてくださる方が居てくれたおかげです。できるだけいい記事を書こうとモチベーションを維持し続けてこられたことで僕自身もスキルアップができました。

前に書いた記事を今見ると恥ずかしくなっちゃったりもするのですが
そんな中で現在でも特に多くアクセスをいただいているのが
空打ちのカラクリ!!
ペン型インスリンの液漏れ&エア抜き対策!!
の2本。
 インスリン注射の基本手技なのですが、こういうとこに需要があるんだな~ってのは我ながら案外です。でも考えてみると注射の手技のことで指導を受けるのは導入した際の1回きりってのが多いでしょうし、病院の指導マニュアルが高齢者向けに簡略化されすぎちゃっていることも往々にしてあることのように思います。
 細かい手技のことまで突き詰めて考えてられるのも、ある意味ヲタクな僕のブログならではのことなんじゃないかと、自分勝手にそう分析しています( ̄ー+ ̄)

そんでもって今回はインスリンポンプの気泡対策!!
 インスリンポンプを使用している患者にとって気泡対策は欠かすことのできない基本の手技ですが、これもペン注射と同様に初期の導入時ぐらいしか指導されないことが多いでしょうし、更にペン注射や血糖測定なら入院時や患者会などでたまに他の人が行っている様子を見る機会がありますがインスリンポンプのリザーバー交換の様子を見かけることはそうそうないです。あちこちの患者会にお邪魔させてもらっている僕でも見たことありません。きっとそこにはきっと各人各様のやり方があるんじゃないかと思うんですけれど。
 生活環境に合わせて自分のやり方を磨いていくことは大変良いこと。僕も皆さんの工夫を是非お聞きしたいのですが、但し仕組みをよく理解しないで不適切な手技にしてしまうと血糖値不安定の要因になりかねません。

基本的な手技の流れとその意味についてまとめてみます

1.インスリンのバイアル瓶を冷蔵庫から出す。
 リザーバー交換の1~2時間前に冷蔵庫からバイアル瓶を出して室温に戻し、交換が終わったら冷蔵庫に戻す。
 その時に何故それをするのか?疑問に思ったことはありませんか。 ペン注射では冷蔵庫から出したらその後はずっと室温だというのに。(念のため、ペン注射は冷蔵庫に戻すと故障の原因になるのでNG。)
インスリン製剤を取り扱う3社にそのことを問い合わせをしてみると、
ノボ社:実は最近マニュアルが改訂されてバイアル瓶でも遮光で室温(30℃以下)なら問題ないということになっている。
リリー社:マニュアルは以前通りだが、遮光で室温ならばきっと影響はない。
サノフィ社:マニュアルは以前通りだが、遮光で27℃の環境で影響はなかったというデータはある。
というご回答をいただきました。
  インスリンを室温に戻してからリザーバー交換を行うのはインスリン製剤内に溶け込んでいる空気が温度上昇に伴い気泡を発生しやすくなるからなんですが、箱に入れ状態で室温で安定している環境で保管できるなら一々冷蔵庫に戻す必要はないです。
室温で遮光で保管して開封後28日以内に使いきるなら問題ありません。
 室温に戻している1~2時間って結構な手間です、これまで何だったんでしょう
 
 また、バイアル瓶のインスリンの残量が僅かだと製剤内に気泡の元がより混入しています。ペン注射でも注射毎に2単位ずつ空打ちに使います、もったいない気持ちは分かりますが製剤の何割かは余剰分としての役割を担っていると理解するのが良いと思われます。 とは言いつつ僕も「ちょっとだけ足りない」なんて時はペン注射から追加することありますけどね その時の気泡抜きは通常より時間をかけて行っています。

2.トランスファーガードをバイアルに押し付ける。
 トランスファーガード(リザーバーとバイアル瓶を接続する青色の部品)の針が曲がらないよう真直ぐに刺します。次いでリザーバーを引いてインスリンと同量の空気をバイアル瓶に入れます。
 バイアル瓶の内部は陰圧に維持されており、空気を入れ加圧することでインスリン液を出しやすくするっていうのが理屈ですが、僕的にはインスリンと同量よりもちょっと少な目の空気で十分圧をかけることができると思います。空気を入れ過ぎても入れな過ぎても良くありません。入れる空気の分量をよく確かめながらコツを掴んでいきたいですね。

3.リザーバー内にインスリンを満たす。
 バイアル瓶を反転させ上側にして、リザーバーについているブランジャーロッド(棒状のやつ)を引きます。勢いよく引いてしまうと気泡が多く入ってしまうのでゆっくりゆっくりと。どうしても幾分気泡が入ってしまいますが、それはできるだけバイアル瓶内に戻さないように。気泡は外に出すか、なんだったら使用済みの空のバイアル瓶に入れるのも良いと思います。

4.トランスファーガードからバイアル瓶を取り外す。※
 再度、バイアル瓶が下側になるように戻してから取り外します。バイアル瓶が上側のままだとリザーバー上部にインスリン液が付着し通気孔を塞いでしまう原因になります。手技の中でもここは結構見落とされがちな気がします。気泡対策とは違いますがここも一応ご注意を。
注入セット (クイッセット 、シルエット)およびリザーバ交換時に関する注意点のご案内
http://www.medtronic.co.jp/wcm/groups/mdtcom_sg/@mdt/@ap/@jp/@diabetes/documents/documents/contrib_173240.pdf


5.リザーバーを叩いて気泡を取り除く。※
 公式のマニュアルでは指で叩いて気泡を上部に集めるとなっていますが、実際問題 軽く叩くくらいではなかなか気泡を出すことできません。僕は取っ手にゴムが付いているボールペンのゴム部分で叩いて泡を集めます。ボールペンは太めのやつが扱いやすいですw どんなアイテムを使うかは人それぞれみたいですけどね。
 リザーバー内の底部分(Oリングと言います)あたりにも気泡が付着してがちです。下の方から上の方から、気合を入れてリズミカルに叩きましょうw
参考リンク:メドトロニック社HP より「リザーバや注入セットに残った気泡(空気)によるトラブルを防ぐために」

5.リザーバーを注入セットに接続する。
 注入セットに接続した際にも幾分空気が入ってしまいます。これまた叩いて出しましょう。マニュアルでは5~10cmほど液をルートに押し出して となっていますが、そこは気泡を出しきれるまで根気よく出すのがいいように思います。

6.ブランジャーロッドを押したり引いたりしないように注意してリザーバーから取り外す。
 後のことも考えてインスリンは多めにリザーバーに入れておくと安心です。リザーバーへのインスリン注入作業はここまで。リザーバーを上向きに立て置いておき、カニューレの穿刺を行います。時間がある時はしばらくそのままリザーバーを立てたままにしておくのもアリだと思います。僕は暗所に数時間置いておくってのをちょいちょいやります。外食した帰りとかだと交換を一からやるの面倒ですし、長い間置いておく方が気泡がより出る気がしますので

※追記 公式のマニュアルではリザーバー内の気泡はバイアル瓶内に戻し⇒リザーバーの方から先に外し⇒トランスファーガードはそのまましばらくバイアル瓶に付けたままにしておく(そうすることで自然に減圧になる)、となっています。僕の書いた方法は海外の文献を参考にしたものですで、こっちの方が理にかなっている気がするのですが…。しばらくどっちの方が実際にいいか検証します(_ _)


7.装着後のリザーバー内に気泡の点検
 事前に室温に戻しているとはいえ、インスリンポンプは身体に装着することになるので体温の影響で気泡が発生しやすいです。できるだけ気が付く時、少なくとも寝る前などで1日1回はリザーバー内に気泡が発生していないか点検し、あった場合は再度プライミングを行い気泡を抜きます。出先などで気泡を発見するも対処を行えない場合はインスリンポンプを下向きに装着し気泡がルートに近づかないように応急処置。そんで自宅に戻り次第すぐ気泡は抜きます。
 最近は室外と室内の温度差が大きい時期なので時に気泡が発生しやすいです。僕もどうしても気泡が発生してしまうため日々ちまちまと抜いています(――; 経験的に特に気泡が発生しやすいのは交換した翌日です。
 事後の点検は結構ないがしろにされがちな気がしますが、このことは公式のマニュアルにもちゃんと書かれています。マニュアルもこれはこれで結構大事なことが書かれています。時折見直してみることをおススメします。
インスリンポンプ722 かんたん使い方ガイド
http://www.medtronic.co.jp/wcm/groups/mdtcom_sg/@mdt/@ap/@jp/documents/documents/contrib_181395.pdf


以上。
 思いつくとこをざっと書いてみましたが、書き漏れていることやもっといい方法があるかも知れません。何かご意見ありましたらお教えいただきたいです!!
 適切な手技を磨いて血糖値コントロール不安定の要因を少しでも減らしていきたいですね。

あとですが、これからしばらくブログ更新のペースをゆっくり目にします。
 今の僕に書けそうなものは大体取り上げられたつもりです(_ _)
年内のブログはあと1~2本書くかもしれませんが、これでお終わりかもしれません。
挨拶だけ済ませておきます。
今年も充実した1年を過ごすことができました。感謝!!
よいお年をお迎えください(*^^*)

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パーソナルCGM!!

2014-11-27
インスリンポンプ ミニメド パラダイム620Gのリリース日が発表されました!!
日本メドトロニック 日本メドトロニック 日本メドトロニック 日本メドトロニック 日本メドトロニック 日本メドトロニック 日本初 日本初 のパーソナルCGM 搭載ミニメド 「ミニメド 620Gインスリンポンプを発売
~ 糖尿病患者さんの低血リスク減とコントロール改善へらなる一歩~[PDFファイル]
http://www.medtronic.co.jp/wcm/groups/mdtcom_sg/@mdt/@ap/@jp/documents/documents/contrib_207598.pdf

2014年クリスマスイブ・イブ・イブの12/22についにリリースとなります!!

image1.jpg

そんなわけで今回は日本初のパーソナルCGMについてお勉強
620Gのことは過去記事「SAP!!」で以前取り上げましたが、公式の発表とそう違わないようなのでまずホッとしてますw
改めて公式に発表された620Gのスペック(色字)を既出の722と比較をしてみます。

●ミニメド 620G インスリンポンプ
・日本最少単位でのインスリン注入設定が可能
- 基礎レート0.025単位/h、ボーラス0.025単位から設定できるようになり、小児患者さんにもよりきめ細やかで適切な血糖コントロールが可能に

⇒722は基礎レートが0.05単位/時間、ボーラス0.1単位。現在のインスリン製剤は100単位/100mLで統一されているのですが、身体の小さな乳幼児やインスリン感受性が高い人ではインスリンが効きすぎるきらいがあり、インスリンを希釈して使用するケースもあります。成人でも時間あたりの基礎インスリンが時間0.05単位違うだけで50mg/dl程度血糖値が動いたりすることありますし、一時的に基礎を70%や80%など目標のパーセンテージに変更しやすくもなります。僕的にはリアルタイムCGMよりこっちの機能が欲しいかも?!←基礎インスリンで苦戦中

・ボーラススピードの選択が可能
- 標準1.5単位/分および急速15単位/分より選択可能

⇒722では標準1.5単位/分のみ。15単位のボーラスを入れたい時は10分かかりますが、急速注入ならば1分で済みます。食後血糖値が上がりやすく食前15分打ちをしている方とか、また高血糖の補正時にも急速注入の機能は有用と思われます。

・使用頻度の高い設定が保存できる「プリセット設定」
- プリセット一時基礎レートは15分刻みで最大8種類まで、プリセットボーラスは最大8種類まで設定可能

⇒722の一時基礎レートは30分刻みで、プリセット設定機能なし。運動時や脂質の多い食事などに使えそうです。一々設定いじるのも手間ですものね

・高/低アラート・予測アラート・速度アラートを使い分けることにより、高血糖や低血糖状態のお知らせができ、血糖コントロールの改善をサポート
⇒620GはCGMと連携し血糖値の変動(トレンド)を矢印で示す機能が付いています。アラートにより低血糖・高血糖をいち早く察知でき、無自覚性の低血糖の回避も期待できます。

 さて皆さんは使ってみたいと思いますか。使うことが決まっているとか、試験運用で既に使用されてたりするでしょうか。
僕は当面使用しないできる見込みがないんです 採用する施設ってどのくらいあるんでしょうね。
 でも正直、無自覚性低血糖が深刻な方、妊娠希望か妊婦、乳幼児・年少児がコストの面からも適応度が高いかもですが、そうでないならそうでもないかな~なんて気もします 使用するインスリンは依然として超速効型製剤ですし、自動補正や予測の機能は備えていません。高くなった・低くなった血糖値をなかったことにすることはできません。できるのは傾向や変動をよく理解し対処を考えられるようになること、これは血糖値測定を要所よく行えればある程度の対応は可能です。
 では、そこでどういったことを考えればいいのか?! パーソナルCGMで検討できることをちょいまとめしてみます。

血糖変動に影響を与える因子とその効果時間
 超速効型インスリンの効果時間は経験的にボーラス(0.2kg/kg)なら3-4時間、基礎インスリンなら1-2時間とされているケースが多いのですが、実際には超速効型は5-6時間、基礎インスリンは3-5時間まで若干効果を残していて、その影響が基礎インスリンの決定や1単位でどれだけ下がるかのインスリン効果値を検討する際の盲点になりやすいみたいです。食事や運動時や影響を及ぼす時間帯やピークも個別に検討せねばです。
 それと完全な制御機構を備えている健常人でさえ血糖値は80~120mg/dlの間で変動します。あまり細かいとこまで追求しすぎないように。血糖変動は程度や頻度まで考え、特に基礎インスリンは主治医とよく相談の上で慎重に。日本では「何か分かんないけどとりあえず基礎増やしておくかー」てないい加減な療養指導がまだ少なくない気がします。これは僕の個人的な所感ですが基礎が過量だと血糖値に関係なくお腹が空いたり考えがまとまらなくなってきます。血糖変動もさることながら日常生活で良いパフォーマンスを保つためにも基礎インスリンの検討は慎重に且つ適切に行えるようにしてたいです。
 またCGMによる測定値はまだ誤差が大きく、低血糖閾の血糖値が高めに出る・空腹時血糖測定での較正時にグラフの外観上で変動しているように見えてしまう・間質液での5分おき測定なので実際の血糖変動よりワンテンポ遅れる、例えば補食でブドウ糖を摂った後は10~30分の間に急上昇が出る、などのようなことも。こうした機器のクセを掌握しておくことも大事でしょうね。

質の良いHbA1c
 低血糖を減らせ更にHbA1cが下げられる。トレシーバ登場の時も同様のキャッチフレーズだった気がしますが、昨今では変動の小さい質の良い血糖コントロールがより重視されるようになってきてます。だけどもあくまで順番としては低血糖を減らす⇒HbA1cを下げる、基本的に何でもいっぺんには解決しません。
理論値で血糖値の毎時を6mg/dl・HbA1cを0.2%下げるためには総インスリン単位を1%増やす必要があるとして。
HbA1cを8%から7%に下げたい
⇒平均血糖値を30mg/dl下げるために1日の総インスリン単位を5%増やす
⇒総インスリン単位が1日50単位の場合では2.5単位分を基礎インスリンかボーラスインスリン(糖質/インスリン比)のどこかしらで増やす。
 HbA1cの測定を運だめしではなく、計画通りに療法が遂行できたかを検証する機会にしていければです
 我ながら若干言い過ぎな気がしないでないですが、でも今後の血糖値マネジメントはそのぐらいを目指す時代になってきます。対応できるよう学んでいかねばですφ(。_。*)
 
カーボカウント
 適切なボーラスと補正インスリンの単位を勘案する手段は依然としてカーボカウント。糖質量の読み取りスキルを高めると共に、当人にとって適正な糖質/インスリン比を見極められるように。現状ではカーボカウントを導入していても、インスリン1単位あたりで5g、10g、15gとかいうキリのいい数字、次いで6g、8g、12gの偶数がよく用いられているようですが厳格なコントロールを目指すにあたっては現在8g/uだったとしてそれがホントに適正なのか、7gや9gじゃないのか、はたまた7.5gや8.5gの方がフィットするかも。カーボカウントのスキルを磨くに当たっては設定する値がまず大事。パーソナルCGMなら比較的それが行いやすいでしょうし、使えなくても頭の片隅ぐらいには置いておいた方がいいと思われます。

以上。
今後、webや患者会等で聞ける実践者の声も楽しみです(*^^*)
血糖値管理の新時代に期待です☆

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補食の方程式!!

2014-11-12
世界糖尿病デー(11/14)を間近に控えた今日この頃☆
 皆さんは各地のブルーライトアップの観覧やイベントへ行かれますでしょうか。僕の方は都合がつかず、今年は出歩く予定がございません お家でまったり世界各地の催しの様子を眺めてることにします(_ _)  毎年楽しみにしてたんですけどね~。。。
まだ予定のない方は是非イベントを確認して最寄りのイベントやブルーライトアップで未来に向かって前進していけるエネルギーを養ってください♪
全国各地(国内)の関連イベント http://www.wddj.jp/05_j_light_list.html

でもって今回のテーマは補食です。2回前と3回前のブログで取り上げたばっかりなのですが
 後になって「あれも書いとけば良かったな~」なんてな思いがこらえきれったものでしてです。まぁ前進ばかりをしていられないのが現実です 取りこぼしのないように着実に歩を進めていこうではありませんか…!!(スゴスゴ
と言う訳で、前の2回
「補食について考える!!」
「補食アラカルト!!」
からもうちょっと論理的に補食について考えてみます。題して補食の方程式!!

補食の方程式は次のように表すことができます。
補食に必要な炭水化物量=①+②+③
 ①低血糖から回復するための補食
 ②残っているボーラス(追加インスリン)の量を加味した補食
 ③運動を行う際の補食


について、今回は血糖値の数値に応じて摂取するブドウ糖の量を調整する計算式をご紹介しておきます。
 (120(100~200)-血糖値mg/dl)×0.2g=低血糖の際に捕食するブドウ糖(g)の目安
※血糖値が80m/gdl以下程度の場合
 よく言われる1型糖尿病では糖質1gで血糖値が5mg/dl上昇するという理論値を応用した式。血糖値が70mg/dlの場合は(120-70)×0.2で10gになります。(砂糖なら倍量) 必要量は体格やインスリン依存度などによっても違ってきます。経験に応じ120の値を100~200の間で調整してみてください。補食はしたものの血糖値が上がりきらないってこともありがちです。補食後15分で血糖値を再検するなどして、各人にとっての適切な量を勘案することが大切ですね。

は超速効型インスリンの効果がまだ残っていてこれから低血糖になりそうってな時。この場合は
 残存インスリン1単位につき各自の糖質/インスリン比の分の炭水化物
を目安に摂取することが勧められます。糖質インスリン比が10g/u(超速効型インスリン1単位で処理できる糖質が10g)で残存インスリンが1単位分 血糖値がこれから下がってく見込みなら、補食として10g程度の炭水化物が必要となります。①と違ってこちらはブドウ糖の量ではなくトータルの糖質量で考えるものなので注意してください。糖質/インスリン比が20あるとか自己分泌の残存が多少なりある方なら少し控えめ、あるいは必要ないかも知れません。
糖質/インスリン比がよく分からない方はこちら⇒過去記事「カーボカウントを表にしてみた!!」

 インスリンポンプのパラダイム722ではインスリン効果時間(Active Insulin Time)を2~8時間の間で設定することで超速効型インスリンの残存を自動計算してくれる機能があります。(722の設定は1時間単位ですがもうじき出る620Gは15分単位らしいです。) もしインスリンポンプを使っていてもボーラスウィザードの設定がまだ済んでいないって方は是非まず設定を。通院先がアテにならないのなら患者会などで設定の仕方・考え方を学んでみてください。
 平均的には超速効型インスリンの効果時間は4時間程度は1時間ごと25%ずつ消費されてくぐらいで考えます。食事時に8単位の超速効インスリンを打った3時間後の残存は25%⇒インスリン2単位分の補食。ここちょっと難しいかもですが、はじめは目標血糖値を高めに設定し、食後2-4時間の推移を確認するなどして食後血糖値の流れを把握していくのがいいと思います。こっからまだ下がりそうでヤバいな~って感じが掴めるようになっていってもらえたらです。

は運動を行う際に考える補食。運動すると血糖値が下がりやすくなるのはよく知られていることですが、その事は同時に血糖値が上がりにくくなることも示唆します。補食は幾分多めに考えるくらいの方が上手くいきやすいです。
1型糖尿病の運動で補う炭水化物の一般的なガイドラインを文献:「糖尿病患者の食事と運動」第3章1型糖尿病 坂根 中山書店から抜粋。(一部改変しました。)

運動前の血糖値100mg/dl未満
 ・10~15g程度の炭水化物を摂る
 ・(インスリンポンプを使用している場合は、一時的に基礎インスリン量を減らすか、可能であれば追加インスリンを減らす。
計画的でないか、あるいは短時間の運動(30分未満)
 ・10~15g程度の炭水化物を摂る。(インスリンの調整はおそらく不要)
長時間の運動(30分以上)、あるいは高強度の運動(60分以上)
 ・10~15g程度の炭水化物を30~60分ごとに摂る。
 ・血糖測定の結果によって、インスリンの10~20%の減量を検討する。
運動後
 ・血糖測定の結果によって、インスリンの10~20%の減量を検討する。
 ・インスリン感受性が高まり、グリコーゲンの貯蔵が亢進するので、低血糖を予防するために炭水化物の追加が必要になる。
 ・糖質/インスリン比の減量を考慮する。たとえば、1単位15gから1単位20gにする。
 ・血糖測定の回数を増やす。


運動の炭水化物はブドウ糖よりでんぷん、できればたんぱく質も含まれる食品の方が適しているでしょう。食後に運動を行うなら食前の超速効型インスリンを減量します。

あと一応、1時間あたりの運動の炭水化物の必要量と運動を行う前の食事インスリンの調節も参考までに。

image_20141112161747e19.jpg
食後に30分~1時間程度の中強度の運動を予定していて食事に必要な超速効型インスリンが10単位だったとすると、
10×0.8= 8単位が調整の目安になります。
僕の経験で言うと大体合ってる感じ。今はインスリンポンプで運動する時は食事インスリンを1割減、基礎インスリンを3~5割減くらいにしてます。運動時のインスリン調整はまた機会を改めてお送りできればです。

以上。低血糖の時にそんな面倒なこと考えてらんねえよ!!などと思われるかもですが、そこは慣れ次第ですw
細かい計算を行わないにしても、こういったことを踏まえて上で適切な補食の量を勘案していってもらえたらです。
補食で血糖値乱しちゃうのも何ともやりきれませんからね
勘や運に頼りすぎず、計画的に補食と血糖値をコントロールしていけますように

次は補食以外のことやりまーす。多分。。

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血糖測定が嫌い!!

2014-11-04
1型糖尿病患者の21%

アメリカで行われた全国調査での結果だそうですが、何の数字だと思われますか?
カーボカウントを取り入れてる、インスリンポンプにしている、低血糖搬送歴がある…、色々思い浮かびそうですが多分答えは予想外なもの。

答えは 血糖値を1度も測定したことがない患者の割合 です。
 日本で療養生活を送る僕的にはにわかに信じがたいです。「最近全然血糖値を測ってない~」って方はおられるかもですが、1度もないってのはちょっとあり得ないように思っちゃいます。
 国民性もあるでしょうが医療保険制度の違いが大きいのじゃないでしょうか。日本の療養費の問題だってもちろん小さくありませんけど、それでもなんだかんだ国民皆保険で3割負担で支給してもらえます。
インスリンポンプ、CGM、血糖測定器。アメリカは日本にはまだない最新型のデバイスが数多く取りそろえられ華やかな印象があったりしますが、一方で5人に1人はそうして血糖値を測らないとかインスリンはシリンジ注射でとか、そんな患者がまだ数多いってのはちょっと色々考えさせられます。

 でもこう言うのもなんですが できないことはない のですよね。日本は血糖自己測定が保険適応になってからまだ30年も経っていません。インスリン注射は生きるためにどうしてもしなきゃですが血糖測定にそこまでの拘束はありません。血糖コントロールを改善しようとするなら血糖値の推移を確かめなきゃですが、それを求めないなら行う必要はありません。
何を求め何を求めないかはあくまで個人の裁量でしかありません。
 これも国民性なのかもですが、日本では血糖測定を行うことが何かがんじがらめの約束事のようになっちゃってる気がしないでないです。僕は意味のある血糖測定は多くできた方がいいと思ってますし1日5-6回程度測ってますけど、でも殆ど測らない生活をしていた時期もあります。なんで測っていなかったかと言うと単純に測りたくなかったからです。毎日規則的に血糖測定を行う日々をとても窮屈に感じていました。
 測った方が良い理由は多分ほとんどの患者が分かっていると思いますが、測りたくない患者の心情についてはあまり議論されることありません。でも「こうした方がいいからこうしなさい」みたいな押し付けがましい療養指導では成果があがらないのが実際でないかと、自分や周囲の様子からそう感ぜられます。できない理由・そうしたくない理由を解決しないでカタチだけ血糖測定を行っても得られるものは少ないのでないでしょうか。
 そこで今回は「糖尿病バーンアウト」石井均監訳 第7章 血糖測定が嫌いになる10のもっともな理由-では、どうすればよいのか から血糖測定をしたくない心情について書いてみます。(引用は色太字)
(原文の英文サイトはhttp://www.diabetesselfmanagement.com/Pro/BGM/Ten-good-reasons-to-hate-blood-glucose-monitoring/

血糖値が嫌いになる10のもっともな理由 by William H. Polonsky

1.血糖測定器が気分を悪くさせる。
ちょっと前まで日本の糖尿病学会は血糖値コントロール目標を「優・良・可・不可」で示していました。HbA1cや血糖値記録を成績表、血糖値が高いと不良患者と言ったりして。こうした中高年の価値観が現在も糖尿病療養に蔓延しています。

2.血糖測定が無駄に思える。(それは、あなたが血糖測定の結果についてできることは何もないと考えているからです。)
インスリンの調整の仕方がわからない。調整してみたけれども上手くいかない。

3.血糖測定によって自分が糖尿病であることを思い出すが、それについてあまり考えたくない。
何で自分だけこんなことしなきゃならないのか。測定値からも自身が糖尿病患者である現実を突きつけられます。

4.測定器が、あなたができることとできないことを伝え、あなたの生活を支配しているように感じる。
非日常的な運動をすると低血糖、しないのなら高血糖。寝不足だと血糖値が下がらない。インスリンを一旦打ったらその分を食べなきゃいけない。唐突な来客が困る。人混みにも行きづらい。

5.血糖測定すると、友人や家族があなたを煩わすことになる。
友人や家族の前で血糖値測定をすると否が応でも注目されます。「かわいそうねぇ」なんて言われたりして。更にそこで高血糖・低血糖だったら「大丈夫?!?!」とか。正直放っておいて欲しいのですが…。

6.血糖測定の結果が出ても、医療スタッフが何もしてくれない。
時間をかけて血糖値の記録を分析し、検討してもらえているでしょうか。そこから指導・アドバイスを受けられているでしょうか。

7.血糖測定をすることは時々痛みを伴う。
インスリン注射に比較して血糖値測定の際の指先穿刺の方が痛み感じやすいです。痛みの少ない部位を選んでいると次第に皮膚が固くなり採血しにくくなります。

8.血糖測定は不便である。
測定機器も進歩してきましたが、それでも器具の持ち運びは面倒だし時間と手間がとられます。

9.血糖測定にはお金がかかる。
高額な療養費。節約はしたいです。

10.生活に忙殺されて、決まった時間に血糖を測定することができない。
授業中、仕事中、会議中、家事、育児、手が離せない。糖尿病である前に社会を生きる一人の人間です。

どうでしょう。どれも確かにもっともなことに思いませんか?!
僕の心情では①~⑩まで全部ありますね 特に③⑧⑩です。
それが現在測るようになったのは
・患者会や勉強会などに出掛けるようになり療養のモチベーションが上がった。
・インスリンポンプになって調整でできることが多くなった。
・仕事や生活を自分のペースで進められるようになり時間的な余裕ができた。

ってのが大きいでしょうか。ただし多く測るようになっただけで、決して血糖測定が好きになったわけではありませんが
意味のある測定を効率よく行い、少ない血糖測定で成果を挙げられるようにしたいとはずっと考えています。

ちなみに文献の中では次のように方策があげられています。
血糖測定の障害を克服するための4つの方策
1.血糖測定器と真剣に対話する。(理由①③④)
2.血糖値の結果については、期待しすぎないようにする。(理由①②④)
3.血糖値の情報をうまく利用する方法を学ぶ。(理由②⑥)
4.自分の都合に合わせて環境を変える。(理由⑧⑩)

どういったことか考えてみてください。
(文献ではあれこれ書かれていますが、引用ばかりも何ですし…) でも結局答えは皆さんそれぞれの心の中にしかないです。
 僕は血糖測定を行っていなかった以前の自分に対して、今なら色々アドバイスできます。手技的なこと、測るタイミングや回数、測るための環境づくり、などなど。でもきっと素直に受け入れられないと思いますけど。僕は僕みたいなあれこれつべこべ言う人は苦手なので  相性は大事ですねw

もし今血糖測定を不便に感じているなら、ぜひ気持ちを理解してくれそうな医療スタッフに相談するなり、患者会に出る、ブログやSNSで共感できる同朋を探してみるなどしてみてください。 医療スタッフ、1型の先輩・後輩、同じ境遇・同じ思いや考え方。皆さんそれぞれの境遇をよく理解し、血糖測定をより行いやすくできるヒントを持ってる方はきっと何処かにいるはずです。
血糖測定をより快適に行える方法・考え方を
僕も今後まだ追求していきたいですし、同時に様々な境遇や思いがあることも学んでいきたいです

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補食アラカルト!!

2014-10-27
前回に引き続き補食のこと

 カーボカウントは各地で勉強会など行われていて理解が広がりつつあるようですが、一方で補食についてはどんなものでしょうか。僕は初期の入院時に看護師さんによる糖尿病教室で「低血糖になったらブドウ糖摂ってください~」と言われたことぐらいしか記憶にないです。自分以外でも、どんなものをどのくらい摂ったらいいのか、ビジョンを持ってる患者は案外と少ない気がします。一般的な糖尿病の話だとどうしても”高齢者でもわかり良い” ”すべての人に共通する” 内容になってしまうのは致し方ないかもですが、1型糖尿病患者で厳格な血糖コントロールを達成しようとするならそこは個別に詳細に検討し計画する必要があると思います。低血糖を速やかに対処できれば血糖値の不安定をなくしカーボカウントが有効性が増します。低血糖で死なないための補食とかでもなくて、計画的・機能的・合目的・現実的に血糖値をマネジメントするための補食の内容を。それぞれの立場で考え、その情報を共有していければですね。
 カーボカウントでは基本 糖質の総量から必要インスリン単位を推定しますが、補食は糖質の質・量を共に、そしてたんぱく質、脂質の量からも血糖値の上がり方を勘案します。難易度が高く思われるかもですが要はそういったことをふまえて検証することです。上手くいくならそれが正解ですが、何故そうなのかが分かれば応用がきいて生活の幅を広げられます。その時々の血糖値・運動・インスリンの状況などで自分に適した補食の内容と量を把握しておきたいものです。
今回は僕が使用経験がある、ないしは知っている製品を中心にご紹介していきます。

と、その前に 栄養成分と原材料のことをちょっとだけ解説。
 加工食品に用いられた栄養成分(糖質、たんぱく質、脂質、ナトリウム(食塩換算に用いる)と原材料は製品の包装に表記される決まりになっています。原材料表記は含有している量が多い順になってます。
 まず見ておきたいのは栄養成分で糖質がどのくらい含まれているのか、たんぱく質・脂質はどうなのか-あると血糖上昇が緩やかになります。製品により1製品、1個、100g(ml)など表記のされ方が違うのでここも気をつけましょう。次いで糖質源は何なのか。糖質源にはブドウ糖(グルコース)、デキストロース、果糖(フルクトース)、乳糖、麦芽糖(マルトース)、砂糖(ショ糖・スクロース)、異性化糖、デキストリン、でんぷん、米粉、小麦粉、片栗粉などがあります。果糖・乳糖・砂糖はブドウ糖や麦芽糖より血糖上昇の作用が弱いです。食品由来のでんぷん質は分解されてブドウ糖になりますが、時間がちょっとかかります。食物繊維や糖アルコール(語尾に-ル(-ol)が付きます)が含まれている場合はその分は除いて考える必要があります。とりあえず栄養成分と原材料を見る習慣を付けて「んっ?」と感じる点を自分で調べてみるなど学習するクセを付けておくのがおススメです。

補食
 
ブドウ糖
 補食の第一選択はやっぱり速やかに血糖値を上げられるブドウ糖。α-GI薬を服用している場合は絶対、体重管理を気にされる方も低カロリーで効率良く血糖値を上げられる点で有利です。血糖値を急に上げるのは身体に良くないとなイメージでブドウ糖に抵抗がある方もいらっしゃったりしますけど、適量ならそんな上がるものでありません。低血糖のカウンターが出る前に、また低血糖慣れしてアドレナリン閾値を下げてしまわないように、速やかな対応を心がけましょう。低血糖時のブドウ糖摂取の目安はおおよそ5~10gが必要量になりますが、血糖値や体内に残っているインスリンの効果によって必要量は前後します。計画的に狙った量を摂りやすいのもブドウ糖の利点です。
・病院や薬局でもらえるブドウ糖
 糖尿病を診る病院や薬局で大概は配布用のブドウ糖が用意されています。お願いしないと貰えないものなので、もしそのことを知らなかったのならインスリンの処方時に訊ねてみてください。僕が以前通院していた病院は院内処方だったのですが、そこでは粉末のブドウ糖(10g)[ハウスウェルネスフーズ]しか種類がなく、僕は粉末のブドウ糖は苦手なのでもらっていませんでした 今は院外処方で固形のブドウ糖(2.7g×2:ブドウ糖5g相当)[武田薬品工業] を2ヵ月おきの診察のたびに1箱もらってます。(←気前のいい薬局を選んでますw) ブドウ糖の量を5gずつで調整できること、飲料なしでも食べられ味もあっさりしている、なんだかんだ一番のお気に入りです。自宅と職場の両方に配置しています。
・トラウベンツッカーⓇ
 ドイツ製のブドウ糖―トラウベン(ブドウ)+ツッカー(糖)。ブドウ糖1粒2.3g。味が色々あって風味良くおいしいです。たまにインターネットで購入してます。
・ジュ-CグルコースⓇ[カバヤ] http://www.kabaya.co.jp/netshop/
 レモン風味のタブレット。持ち運びしやすく、1粒あたりブドウ糖1.5gで微調整に便利。(ただ多く摂りたい時はちょっとキツイかも?!)。日本IDDMネットワークのHPから1人2本まで提供してもらえます。僕はこれも通販で買ってるのですが、ただ箱買いしかできないんですねぇ。送料・手数料が無料になる80本セットを購入し、多い分は患者会などで配布したりしてます。
・グルコレスキューⓇ[アークレイ]、グルコースサプライⓇ[大塚製薬]
この2つは僕は使用したことないのですけど使用者が多そうなので一応ご紹介。グルコレスキューはヨーグルト風味。1袋にブドウ糖10g含有。携帯しやすく、ひどい低血糖で手もとや摂食がおぼつかない時でも飲み込みやすいゼリータイプです。ただちょっと賞味期限が短いよう。グルコースサプライはレモン風味で1個あたりのブドウ糖5g。1個あたりのブドウ糖含有量が多めでさっと補給できそうなのが良さげです。双方とも外観がお菓子ぽくないので学校や職場などでも服用しやすいメリットがあるみたいです。
*夢のくちどけ*ブドウ糖Ⓡ[大丸本舗]
 病院でブドウ糖をもらってなかった頃の僕のメイン補食でした。近所のドラッグストアで買えたのが良かったです。1包装当りブドウ糖3g、味は甘くまとめて食べるのはちょっとキツイかも。
ラムネⓇ[明治製菓]
 昔ながらの定番のお菓子ですが、ラムネ菓子の原材料はほぼブドウ糖。1本当りで炭水化物26.2g、40と数個入っているので2粒でブドウ等1gぐらいの感じで使ってます。

ジュース、飴
 主な糖質源は砂糖と異性化糖。砂糖はブドウ糖と砂糖の化合物、異性化糖はそれを分解したものでブドウ糖の割合が多い(50~90%)とブドウ糖果糖(液糖)、反対の比率だと果糖ブドウ糖(液糖)と表記されます。経験的にどちらでも砂糖と同様に捉えていい気がしてます。ブドウ糖は速やかに血糖値を上げますが、果糖はワンテンポ遅れ上昇幅も大きくありません。砂糖だと低血糖時は原則1/2量をブドウ糖相当で計算します。<ブドウ糖10g分摂りたいのなら20g分の砂糖・異性化糖>
 飲料では大体成分表が100ml単位当たりの表記になってます。コーラなどの炭酸飲料・清涼飲料では大体100ml当たりで糖質が10g程度⇒160ml缶-糖質16g(ブドウ糖6-8g)、280mlペットボトル-糖質28g(ブドウ糖12-14g)、350ml缶-糖質35g(ブドウ糖15-18g)。詳しくは各製品の成分表から確認してください。
 外出時の低血糖時は自販機でジュース買ったりしてるんですけど、QooⓇの280mlペットボトルが入手しやすいこともあってお気に入りです。コカ・コーラⓇやファンタⓇの160ml缶も使いやすいかなぁとは思うのですが、スーパーぐらいでしか買えないしストックしておくのも面倒なので
スポーツ飲料は果糖が多く、缶コーヒーは比較的糖質が控えめなので、それらは低血糖時より予防的な補食の方が向いているかも知れません。
 僕は職場と自家用車内に飴とブドウ糖をセットで置いています。ちょっと足りないかなぁなんて時に上限2個で口にしてます。←決めておかないと止まらなくなるので(^―^;  1個あたりの糖質は大体4g程度、ブドウ糖2gぐらいと考えています。ノンカロリーやカロリー控えめの製品では人工甘味量が使用されているので血糖の上がり幅は小さいです。

菓子類
ビスコⓇ[グリコ]、毎日果実Ⓡ[グリコ]、SOYJOYⓇ[大塚製薬]
 個包装で食べやすいお菓子を補食にするのもアリです。ブドウ糖より血糖値の上がりが緩徐ですが、数時間後に低血糖になりやすいとか、低血糖に速やかに気づける場合で有用です。低血糖は50mg/dl以下とかきついのを避けるのはまだ意識しやすいですが、70mg/dlぐらいの低血糖閾でもその時間帯を短くすることが大事。5分でも10分でも早く対処できることもポイントです。
 カロリーと炭水化物量はビスコ1パックが99kcal 14.8g、毎日果実(プルーン&ブルーベリー)1パックは80kcal 15.9g。僕はインスリン注射のランタスを使用していた頃に眠前の補食に毎日果実を1個、眠前の血糖値が低かったり運動量が多かった日は2個食べる習慣がありました。ないと低血糖は確実なのでした 今はインスリンポンプのおかげで補食は随分減りました。
 またSOYJOYⓇ[大塚製薬]は低GI食品なので低血糖時の補食には向きませんが、食事の間隔が長く低血糖が心配な時などに便利です。種類がいくつかあって1本当たりの炭水化物量は7~14g。僕はペン注射の時に時折インスリンなしで食べていました。基礎インスリンはどうにも調整がつきにくいとこありますよねぇ。

果物、牛乳・乳製品
 果物はほぼほぼ糖分(ブドウ糖・果糖)と水分で構成されています。個体ごとのばらつきや糖組成の違いなどがあるため分量が掴みにくい難点がありますが、ブドウ糖10g相当の大体の目安は食品交換表でいう1単位(80kcal)分、りんごなら半分、みかん2個、バナナ中1本ってとこでしょうか。僕はみかんをちょっと低い時に1個食べることがあります。皮剥きが容易で食べやすいのがいいです。バナナは大きさにバラつきがあるのと1本丸々食べると摂り過ぎになるきらいがあるので補食には用いません。インスリン打って普通に食べますw
 牛乳に含まれる炭水化物は血糖上昇が緩やかな乳糖、たんぱく質と脂質も混在しているので数時間にわたってダラダラ血糖値を上げます。低血糖の予防で牛乳200ml(糖質およそ10g)を運動の前後や眠前に摂るのには適していそうです。ヨーグルトも牛乳と似た感じですが、製品により低脂肪やカロリーオフとか砂糖入り・なしとか種類が多様なので成分表をよく見て適当なものを選べるといいですね。僕は日常的にヨーグルトを1個食べる習慣があり、いつも冷蔵庫にストックあるのですが寝る前にちょっと心配な時とか余分に食べることがあります。食べているのはソフールLTⓇです。1個46kcal 炭水化物 6.4g 脂質0.6gと低カロリー。味も好みです。

以上。
 わりとありきたり(?!)なものを並べてみたつもりですが、皆さん好みのものはありましたでしょうか。
 それとももっと他に良いものあったりしますか?
 食事はホントは気のままに好きなものを好きなタイミングで食べられるのが理想なんでしょうけど… されど現実に療養生活に欠かすことができない補食。できるだけ無理のない自然なカタチでいいお付き合いをしていければですね。 

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16(いちろく)

Author:16(いちろく)
T1DM暦14年の世迷い人。2013.6月よりインスリンポンプはじめました。。withノボラピッド⇒ヒューマログ
カーボカウントのこととか、食と健康についていろいろ学んだことを綴ります。
すべてはHappyな未来のために・・・

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