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カーボカウントと”カーボ" カウント!!

2013-05-23
まだ5月というのに暑い!!
皆様暑さにやられて体調壊されていないでしょうか。
いまでも身体がもうだるくなりがちですが、これから梅雨に入りそこから夏本番
水分補給やインスリンの調整張り切っていきましょう(;`・ω・)q

さて、そんな暑いさなかにちょっとブログ更新の間が空いたのですが、決してダウンしていたわけではありません。実はちょいと出かけてきましたこの暑いさなかに\火の国"熊本"へ/

  何しに行ったかというと5/16~18に熊本で開催された糖尿病学会の年次集会に参加してきたのです。糖尿病学会に参加するのは今回が前年の横浜開催に引き続き2回目。ほぼ医療関係者の集まりですが、一般人でも参加費さえ払えば参加することができます。企業の展示ブースなどに行く時は「先生っ」と呼ばれたりなんかして「えっ、あっ、はい…(ま、いっかー)」な風になっちゃいますが、それ以外はたいした問題ありませんw でもやっぱ誰もが参加すれば良いものかと問われたら答えはNOになっちゃいますけどねf(^_^; 話は難しいし、参加費だって安くありません。僕の場合は独り身で他にたいした趣味もなく、こんな機会でもないとなかなか外に出かけることがないことがあり 僕にとっての学会参加は普通の感覚でディズニーランドに出かけるようなものでしょうか(苦笑) でも今回もたくさんの療養のお役立ち情報を聞いてくることができました。ここからまたしばらくブログ更新のペースを上げて順次ご紹介していきたいと思います(^o^)」

 第1弾はカーボカウントの話!まずはおさらい、カーボカウントって何のことでしょう?
血糖値に影響を及ぼしやすい糖質の量を推定しそこから適切なインスリン量や食事量を勘案する方法、とはもう皆さん大体はおわかりのことと思われますが、カーボカウントの正式名称は「Carbohydrate Counting(糖質を計算すること)」で略す場合は「Carb Counting」、"カーボ"ではなく"カーブ"、"カウント"ではなく"カウンティング"です。カーボカウントはいわば造語みたいなものなんですね。(でも誰がはじめに言ったんだろう?)
  でもカーボでもカーブでもそれはどうでも良いことです(なら言うな?!)、糖質量をカウントする方法は大きく2通り、食品中の糖質のグラムを食品成分表の数値をもとにカウントする方法糖質のサービング数をカウントする方法があります。糖質のグラムはまま言葉通りなんですけど、一方のサービング方式がどういうものかと言うと1カーボを10gとし(注・大阪市立大学付属病院方式、ちなみに米国式は15g イギリス・ドイツは10g)、たとえばご飯の軽く1杯なら5.5カーボ、ロールパンなら1.5カーボ、うどん1玉なら4.5カーボなどといった風にサービングごとの糖質量をカーボという単位に置き換えておくもの。”カーボ”という言葉を糖質(carbohydrate)の略語としてではなく1サービング中の糖質量を示す単位として使用してるんですね。食品交換表では80キロカロリーを1単位として示していますが、感じとしては大体これと同じようなもの。食品も色々ありますが、1食分の分量というものは大体が規定されているもので、カウントの正確性はグラム計算よりやや劣りますが、実践のしやすさがモットーです。大阪市立大学付属病院が発案のこの方法は、関連書籍も好評で実際にこの方法でカーボカウントの実践をされている方はかなり多いように見受けられます。

 実はこれまで糖尿病学会が推奨する食事療法の実践法は食品交換表を用いたもののみでしたが、次回の食品交換表の改訂に向けてカーボカウントの手びき(食品交換表の別冊として)を作成中とのこと。(秋口ぐらいの発行を目指しているそうです)。内容はサービングのカーボではなくてグラムのカウントになるそうです。どうか患者主体の療養上の意義を感じられるものに仕上げていただくことを心から期待しておりますです、はい。でもグラムのカウントはすべての患者に有効なのでしょうか?また、カーボでカウントすることのメリット・デメリットは? そんなわけでカーボカウントを行う上でのグラムとカーボの使い分けについて僕個人の経験も踏まえてお話させていただきます。

 カーボカウントの概念が浸透しはじめてから、食事に対する満足度が上がり血糖コントロールでも成果が上がったとの報告が多数されてきました。カーボカウントは血糖コントロールを維持するために必須だ!!なんて言い方する方もちらほら見られますけど、実はまだそこまで手法が確立されているわけではありません。カーボカウントで成果を出している論文でも研究の途中で脱落しちゃう患者の割合が高いことが問題視されるケースもあります。いちいち計算するのが面倒ってのが一番大きな理由だと推測されます…。また、カーボカウントが出てくる以前でも適切なインスリン量を把握できちゃう方はいました。現在でもカーボカウントは行わず、ただ大体の糖質の分量には気を払いつつ個人の経験でもってインスリン量を決定し良好な血糖コントロールの維持を可能にしている施設もあります。
 大切なのは、食事内容と血糖値の推移の振り返り、そしてそれを次回以降に役立てていくことなんですね。カーボカウントはそれを理論や根拠でもって勘案していけるだけのツール。カーボカウントと他の食事療法を比較した研究でも血糖コントロールにそんな大差がついているわけではなく、長期的予後も不明です。(これは食事療法全般に言えることですけど。。。)
 ただ僕も幾分そうですが、低血糖・高血糖による生活上の不安を取り除きたいがため、できるだけ根拠を持って血糖値を管理したい人がかなりいると思います。そうした人にはグラムで糖質量をカウントする方法がオススメです。米国の1型さんのyoutubeの動画など見ていると、食品を電子秤で計量し食品成分表からこと細かく糖質量を計算しているものがよく見受けられます。僕にはそこまでするガッツがなく、以前にも紹介した「16式食品カーボ分類表」のやり方で食品のグラムを推定しています。食品成分表からグラムを計算する方法とサービングの糖質量(カーボ)を計算する方法のちょうど中間ぐらいの感じでしょうか。食品交換表の手法をベースに糖質量のグラムを推定するのは糖尿病学会の方針と同じでひょっとして食事療法の改訂は僕が実践しているものと近いものになるかもですね。
 何かと文句がつけられることの多い食品交換表ですが、食品のスケールを捉えやすいこと、指導媒体として簡便であることが利点です。僕は元々は食品交換表から始めたおかげで、何にどのような栄養素が主体として含まれているかがよくわかりますし、実践していたおかげで食品の分量をスケールする技術はそこそこある方だと思っています。グラムでの測量でカウントの精度が高まることはほぼ間違いありませんけど、でも見た目から食品のスケール・重量を推定できることも結構重要ですね、例えば外出先やハンバーガーやグラタンを食べる時なんかだと糖質の分を抜き出して計量することはかなり無理があるわけですから…(^^;

 食品のスケールに自信がない方は”カーボ”方式からまず始めてみるのが良いかと思われます。カウントの精度はやや劣る気もしちゃいますが、従来の食品交換表でも2~3カーボ分実測値がずれることはざらにあったわけですし、実際問題多少の読み取りのずれは療養上そんなに大きな問題にはなりません。(インスリンはないにしてもまだ身体には他の血糖値を調整するはたらきが残されているので)またカーボ方式では1単位のインスリンで処理できる糖質量の計算式を1カーボに必要なインスリン量に置き換えて単位計算を単純化することもできます。
 例としてグラム方式の場合でカーボ/インスリン比が12の場合に糖質80gの食事をする場合⇒80÷12=6.6、カーボ・インスリン比では1カーボに対して10÷12で約0.8となり0.8×8カーボ=6.6 どちらも6.6(≒6.5)と同じ値を導くことができます。 80÷12と0.8×8、このように予め0.8とか1.1とかの係数を設定しておけばインスリン量の計算を簡単にできます。
 インスリンに対する感受性が高い方ほど計算はアバウトで済むものですから、カーボカウントの導入に際してまず簡便な方法から始めてみるのが良いかもです、何と言っても継続して行えることが食事療法のポイントですからね。

 サービングのカーボやら糖質gのカーボやら、なんだかややこしいですが個々の患者でそれらの概念の意味をよく理解しつつ、自分がどの方法を主体とするのかとそしてできれば方法の使い分けができるようになっていって欲しいです。一応、当ブログでのカーボはこれまでずっと糖質gのことを指していて今後も変える予定はありません。けどサービングのカーボでカーボカウントを行う方でも基本的な考え方は共通している筈なので、どうかその辺うまく噛み砕いて読んでいっていただけると幸いです♪

さてでもひとまずは、糖尿病学会が発行のカーボカウントの手びき、どのようなものに仕上がってくるのか非常に楽しみですね(*^^*)

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  • 2013-05-27│19:03 |
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  • 2013-05-27│18:57 |
  • [edit]
k子さん
そうですかー。ドイツでは糖質/インスリンとカーボ・インスリンのどちらが主体なんでしょうか。
こうした考え方の普及はインスリンポンプの影響もあるような気がしてます。日本でほぼ寡占のメドトロニック社のポンプは糖質計算、でも海外のメーカーのポンプにはカーボ・インスリン比計算のものがあると聞きました。扱っているポンプによって方針違ってくることもあるのかな~と。

インスリン・ポンプやはたまたスマホのアプリなんかでもっと糖質量の入力が簡便になっていくと、いずれ糖質/インスリン比に統一されちゃったりするのかな?!と実は思っております(^▽^;
でもその時点時点でもっとも合った方法を選んでいけたらですね。

カーボのコントロール、今後ますます磨いていってください♪
  • 2013-05-24│22:52 |
  • 16(いちろく) URL│
  • [edit]
No title
インスリン・カーボ比ですが、ここではその係数でやってます。
とても便利です。
今は朝0,7、昼と夜が0,5ですが、0,55から0,6必要になることがあります。
病院では端数は血糖値によって繰り上げ、繰り下げと習いましたが、メシの分量を多少操作して、キッチリ合わせています。
意外に外れなく、良いコントロールができるのでこの方式は心からお薦めしたいです。
  • 2013-05-24│03:28 |
  • K子 URL│
  • [edit]
Re: 遠路お疲れさまでした。^^
スージーさん、おつありです!! 学会はホント楽しかったです(´∀`*)
来年は大阪で開催されるそうですが、距離も近くなるし是非また行きたいと思ってます。

新しい食品交換表とカーボカウントの手びきは僕も買いたいです。
内容もそうですが、従来のものからどれほどの変革を遂げたか、注目ポイントですね。
カーボカウントの概念、もっともっと広がっていくと良いですね(≧∇≦)b
  • 2013-05-23│22:29 |
  • 16(いちろく) URL│
  • [edit]
遠路お疲れさまでした。^^
改めまして学会参加お疲れさまでした。
お疲れのところ、早速の記事アップうれしいです♪^^

『食品交換表』は日本全国で病院でも買えるので、これでカーボカウントの知識が全国のどこの患者さんにも広がりそうですね~。(^ ^)(^ ^)
私も秋頃に出たら買いたいと思います♪
  • 2013-05-23│22:11 |
  • スージー47b URL│
  • [edit]

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16(いちろく)

Author:16(いちろく)
T1DM暦14年の世迷い人。2013.6月よりインスリンポンプはじめました。。withノボラピッド⇒ヒューマログ
カーボカウントのこととか、食と健康についていろいろ学んだことを綴ります。
すべてはHappyな未来のために・・・

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