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補食アラカルト!!

2014-10-27
前回に引き続き補食のこと

 カーボカウントは各地で勉強会など行われていて理解が広がりつつあるようですが、一方で補食についてはどんなものでしょうか。僕は初期の入院時に看護師さんによる糖尿病教室で「低血糖になったらブドウ糖摂ってください~」と言われたことぐらいしか記憶にないです。自分以外でも、どんなものをどのくらい摂ったらいいのか、ビジョンを持ってる患者は案外と少ない気がします。一般的な糖尿病の話だとどうしても”高齢者でもわかり良い” ”すべての人に共通する” 内容になってしまうのは致し方ないかもですが、1型糖尿病患者で厳格な血糖コントロールを達成しようとするならそこは個別に詳細に検討し計画する必要があると思います。低血糖を速やかに対処できれば血糖値の不安定をなくしカーボカウントが有効性が増します。低血糖で死なないための補食とかでもなくて、計画的・機能的・合目的・現実的に血糖値をマネジメントするための補食の内容を。それぞれの立場で考え、その情報を共有していければですね。
 カーボカウントでは基本 糖質の総量から必要インスリン単位を推定しますが、補食は糖質の質・量を共に、そしてたんぱく質、脂質の量からも血糖値の上がり方を勘案します。難易度が高く思われるかもですが要はそういったことをふまえて検証することです。上手くいくならそれが正解ですが、何故そうなのかが分かれば応用がきいて生活の幅を広げられます。その時々の血糖値・運動・インスリンの状況などで自分に適した補食の内容と量を把握しておきたいものです。
今回は僕が使用経験がある、ないしは知っている製品を中心にご紹介していきます。

と、その前に 栄養成分と原材料のことをちょっとだけ解説。
 加工食品に用いられた栄養成分(糖質、たんぱく質、脂質、ナトリウム(食塩換算に用いる)と原材料は製品の包装に表記される決まりになっています。原材料表記は含有している量が多い順になってます。
 まず見ておきたいのは栄養成分で糖質がどのくらい含まれているのか、たんぱく質・脂質はどうなのか-あると血糖上昇が緩やかになります。製品により1製品、1個、100g(ml)など表記のされ方が違うのでここも気をつけましょう。次いで糖質源は何なのか。糖質源にはブドウ糖(グルコース)、デキストロース、果糖(フルクトース)、乳糖、麦芽糖(マルトース)、砂糖(ショ糖・スクロース)、異性化糖、デキストリン、でんぷん、米粉、小麦粉、片栗粉などがあります。果糖・乳糖・砂糖はブドウ糖や麦芽糖より血糖上昇の作用が弱いです。食品由来のでんぷん質は分解されてブドウ糖になりますが、時間がちょっとかかります。食物繊維や糖アルコール(語尾に-ル(-ol)が付きます)が含まれている場合はその分は除いて考える必要があります。とりあえず栄養成分と原材料を見る習慣を付けて「んっ?」と感じる点を自分で調べてみるなど学習するクセを付けておくのがおススメです。

補食
 
ブドウ糖
 補食の第一選択はやっぱり速やかに血糖値を上げられるブドウ糖。α-GI薬を服用している場合は絶対、体重管理を気にされる方も低カロリーで効率良く血糖値を上げられる点で有利です。血糖値を急に上げるのは身体に良くないとなイメージでブドウ糖に抵抗がある方もいらっしゃったりしますけど、適量ならそんな上がるものでありません。低血糖のカウンターが出る前に、また低血糖慣れしてアドレナリン閾値を下げてしまわないように、速やかな対応を心がけましょう。低血糖時のブドウ糖摂取の目安はおおよそ5~10gが必要量になりますが、血糖値や体内に残っているインスリンの効果によって必要量は前後します。計画的に狙った量を摂りやすいのもブドウ糖の利点です。
・病院や薬局でもらえるブドウ糖
 糖尿病を診る病院や薬局で大概は配布用のブドウ糖が用意されています。お願いしないと貰えないものなので、もしそのことを知らなかったのならインスリンの処方時に訊ねてみてください。僕が以前通院していた病院は院内処方だったのですが、そこでは粉末のブドウ糖(10g)[ハウスウェルネスフーズ]しか種類がなく、僕は粉末のブドウ糖は苦手なのでもらっていませんでした 今は院外処方で固形のブドウ糖(2.7g×2:ブドウ糖5g相当)[武田薬品工業] を2ヵ月おきの診察のたびに1箱もらってます。(←気前のいい薬局を選んでますw) ブドウ糖の量を5gずつで調整できること、飲料なしでも食べられ味もあっさりしている、なんだかんだ一番のお気に入りです。自宅と職場の両方に配置しています。
・トラウベンツッカーⓇ
 ドイツ製のブドウ糖―トラウベン(ブドウ)+ツッカー(糖)。ブドウ糖1粒2.3g。味が色々あって風味良くおいしいです。たまにインターネットで購入してます。
・ジュ-CグルコースⓇ[カバヤ] http://www.kabaya.co.jp/netshop/
 レモン風味のタブレット。持ち運びしやすく、1粒あたりブドウ糖1.5gで微調整に便利。(ただ多く摂りたい時はちょっとキツイかも?!)。日本IDDMネットワークのHPから1人2本まで提供してもらえます。僕はこれも通販で買ってるのですが、ただ箱買いしかできないんですねぇ。送料・手数料が無料になる80本セットを購入し、多い分は患者会などで配布したりしてます。
・グルコレスキューⓇ[アークレイ]、グルコースサプライⓇ[大塚製薬]
この2つは僕は使用したことないのですけど使用者が多そうなので一応ご紹介。グルコレスキューはヨーグルト風味。1袋にブドウ糖10g含有。携帯しやすく、ひどい低血糖で手もとや摂食がおぼつかない時でも飲み込みやすいゼリータイプです。ただちょっと賞味期限が短いよう。グルコースサプライはレモン風味で1個あたりのブドウ糖5g。1個あたりのブドウ糖含有量が多めでさっと補給できそうなのが良さげです。双方とも外観がお菓子ぽくないので学校や職場などでも服用しやすいメリットがあるみたいです。
*夢のくちどけ*ブドウ糖Ⓡ[大丸本舗]
 病院でブドウ糖をもらってなかった頃の僕のメイン補食でした。近所のドラッグストアで買えたのが良かったです。1包装当りブドウ糖3g、味は甘くまとめて食べるのはちょっとキツイかも。
ラムネⓇ[明治製菓]
 昔ながらの定番のお菓子ですが、ラムネ菓子の原材料はほぼブドウ糖。1本当りで炭水化物26.2g、40と数個入っているので2粒でブドウ等1gぐらいの感じで使ってます。

ジュース、飴
 主な糖質源は砂糖と異性化糖。砂糖はブドウ糖と砂糖の化合物、異性化糖はそれを分解したものでブドウ糖の割合が多い(50~90%)とブドウ糖果糖(液糖)、反対の比率だと果糖ブドウ糖(液糖)と表記されます。経験的にどちらでも砂糖と同様に捉えていい気がしてます。ブドウ糖は速やかに血糖値を上げますが、果糖はワンテンポ遅れ上昇幅も大きくありません。砂糖だと低血糖時は原則1/2量をブドウ糖相当で計算します。<ブドウ糖10g分摂りたいのなら20g分の砂糖・異性化糖>
 飲料では大体成分表が100ml単位当たりの表記になってます。コーラなどの炭酸飲料・清涼飲料では大体100ml当たりで糖質が10g程度⇒160ml缶-糖質16g(ブドウ糖6-8g)、280mlペットボトル-糖質28g(ブドウ糖12-14g)、350ml缶-糖質35g(ブドウ糖15-18g)。詳しくは各製品の成分表から確認してください。
 外出時の低血糖時は自販機でジュース買ったりしてるんですけど、QooⓇの280mlペットボトルが入手しやすいこともあってお気に入りです。コカ・コーラⓇやファンタⓇの160ml缶も使いやすいかなぁとは思うのですが、スーパーぐらいでしか買えないしストックしておくのも面倒なので
スポーツ飲料は果糖が多く、缶コーヒーは比較的糖質が控えめなので、それらは低血糖時より予防的な補食の方が向いているかも知れません。
 僕は職場と自家用車内に飴とブドウ糖をセットで置いています。ちょっと足りないかなぁなんて時に上限2個で口にしてます。←決めておかないと止まらなくなるので(^―^;  1個あたりの糖質は大体4g程度、ブドウ糖2gぐらいと考えています。ノンカロリーやカロリー控えめの製品では人工甘味量が使用されているので血糖の上がり幅は小さいです。

菓子類
ビスコⓇ[グリコ]、毎日果実Ⓡ[グリコ]、SOYJOYⓇ[大塚製薬]
 個包装で食べやすいお菓子を補食にするのもアリです。ブドウ糖より血糖値の上がりが緩徐ですが、数時間後に低血糖になりやすいとか、低血糖に速やかに気づける場合で有用です。低血糖は50mg/dl以下とかきついのを避けるのはまだ意識しやすいですが、70mg/dlぐらいの低血糖閾でもその時間帯を短くすることが大事。5分でも10分でも早く対処できることもポイントです。
 カロリーと炭水化物量はビスコ1パックが99kcal 14.8g、毎日果実(プルーン&ブルーベリー)1パックは80kcal 15.9g。僕はインスリン注射のランタスを使用していた頃に眠前の補食に毎日果実を1個、眠前の血糖値が低かったり運動量が多かった日は2個食べる習慣がありました。ないと低血糖は確実なのでした 今はインスリンポンプのおかげで補食は随分減りました。
 またSOYJOYⓇ[大塚製薬]は低GI食品なので低血糖時の補食には向きませんが、食事の間隔が長く低血糖が心配な時などに便利です。種類がいくつかあって1本当たりの炭水化物量は7~14g。僕はペン注射の時に時折インスリンなしで食べていました。基礎インスリンはどうにも調整がつきにくいとこありますよねぇ。

果物、牛乳・乳製品
 果物はほぼほぼ糖分(ブドウ糖・果糖)と水分で構成されています。個体ごとのばらつきや糖組成の違いなどがあるため分量が掴みにくい難点がありますが、ブドウ糖10g相当の大体の目安は食品交換表でいう1単位(80kcal)分、りんごなら半分、みかん2個、バナナ中1本ってとこでしょうか。僕はみかんをちょっと低い時に1個食べることがあります。皮剥きが容易で食べやすいのがいいです。バナナは大きさにバラつきがあるのと1本丸々食べると摂り過ぎになるきらいがあるので補食には用いません。インスリン打って普通に食べますw
 牛乳に含まれる炭水化物は血糖上昇が緩やかな乳糖、たんぱく質と脂質も混在しているので数時間にわたってダラダラ血糖値を上げます。低血糖の予防で牛乳200ml(糖質およそ10g)を運動の前後や眠前に摂るのには適していそうです。ヨーグルトも牛乳と似た感じですが、製品により低脂肪やカロリーオフとか砂糖入り・なしとか種類が多様なので成分表をよく見て適当なものを選べるといいですね。僕は日常的にヨーグルトを1個食べる習慣があり、いつも冷蔵庫にストックあるのですが寝る前にちょっと心配な時とか余分に食べることがあります。食べているのはソフールLTⓇです。1個46kcal 炭水化物 6.4g 脂質0.6gと低カロリー。味も好みです。

以上。
 わりとありきたり(?!)なものを並べてみたつもりですが、皆さん好みのものはありましたでしょうか。
 それとももっと他に良いものあったりしますか?
 食事はホントは気のままに好きなものを好きなタイミングで食べられるのが理想なんでしょうけど… されど現実に療養生活に欠かすことができない補食。できるだけ無理のない自然なカタチでいいお付き合いをしていければですね。 

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16(いちろく)

Author:16(いちろく)
T1DM暦14年の世迷い人。2013.6月よりインスリンポンプはじめました。。withノボラピッド⇒ヒューマログ
カーボカウントのこととか、食と健康についていろいろ学んだことを綴ります。
すべてはHappyな未来のために・・・

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