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1日あたりのインスリン量

2011-08-15
さてさて、時はお盆。やわやわ夏も終わりですね~、少し寂しい。なんだかんだ夏は一番好きな季節、インスリンの効きもいいですしね!?

今回は「TDD」(Total Daily Dose of insulin)、一日あたりのインスリン量の話をしまーす。

ちょっと糖尿病を知ってる人なんかに「いまどの位インスリン打ってるの?」なんて聞かれることがあります。主治医に聞かれるなら分かるんですけどね、自己分泌がどの位あるのか、炎症等でインスリン抵抗性が出ていないか、ちゃんと食べているのか…、色々気になるでしょうから。でも主治医以外ではちょっと、、なんていうか「どれだけ打ってるかで糖尿病の重症度をはかろうとしている」感じがして思わずムキーとなって「そんなんお前に関係ないやろ」的な態度をついとってしまいます。悪気はないんでしょうけどね(^_^;;

私に言わせると、血糖値のコントロールが上手くいかないことが重症化につながるのであって、インスリンの量自体はさほど問題ありません。いま使用されているインスリン製剤はヒトインスリン製剤かアナログ製剤(←ヒトインスリンに似せたものという意味)で、効用としては自己分泌のインスリンと変わりありません。自己分泌がなくってもインスリン製剤でそれを補えば何ら問題ありません。正常人でも食べる量や生活習慣によってインスリン量がぐーんと増えることあります。

一日あたりのインスリン必要量は体重㎏あたり0.7~1.2単位。体重60㎏の人なら42~72単位が一日のおおよその必要量となります。その内、基礎インスリン量と食事毎の追加インスリン(ボーラス)を基本1:1に配分します。ただしこの割合は年齢(小児or成人)や食習慣、インスリン抵抗性の程度などで変化します。食習慣では炭水化物の摂取が多い場合で基礎:ボーラスが4:6程度になるし、逆に少ない場合では6:4程度になることもあります。入院中なんかだと病院の食事は炭水化物が60%とややハイカーボな配分ですので1:1~4:6くらいの間で推移することが多いと思われます。でも入院中と変わらぬ生活習慣を自宅で送る人そうそういないでしょうから!?基礎とボーラスの配分は見直し必要です。入院中に調整したインスリン配分を外来で続けようというのは、そういう点で無理がありますねf(^_^;

小児では身体活動量や食事摂取が安定しにくいので、基礎レートを低めに設定してボーラスをやや高めるというやり方が低血糖予防に効果的です。成長期では必要なカロリーが多くなるし、成長ホルモンなどインスリンの効きを悪くするホルモン分泌も亢進するので体重あたりのインスリン必要量がもっとも多くなる時期でもあります。

文献「PUMPING INSULIN] p117-p128では体重64㎏の成人でA:活動的な生活を送る場合の1日インスリン量35単位である場合に対しB:座位中心の生活で44単位(Aとの比1.25倍)、穏やかなストレス状態で51単位(〃1.5倍)、けっこうなストレス状態57単位(〃1.6倍)、深刻なストレス状態64単位(〃1.8倍)、感染症やステロイド投与による過度なインスリン抵抗状態70-126単位(〃2~3.6倍)、まで変化することが載せられています。

糖尿病患者がステロイド治療をする時は血糖値を正常域に保つため必要なだけインスリンを付加します。「インスリンの量が多くなりすぎてちょっと…」、などということにはなりません。やはり血糖コントロールが最優先事項です。しつこいですけど、健常人でもストレスや病気になった時は必要なインスリン量これだけ変化するんですよ~。

必要なインスリン量が少ない方が長生きできる、ということは確かに実験で証明されています。(←ただしショウジョウバエw)運動すれば必要インスリン量は減るし、喫煙は10~20%インスリン必要量を増やします。まーそういう意味ではできるだけ少なめでコントロールできれば良いかな!?とは思いますけど、何にせ血糖コントロールが犠牲になることだけは避けてほしいトコです。

ただし、たいした抵抗性もないのに、過食している状態でのインスリン投与過多の場合は肥満につながるのでちょっと問題ありかも。ダイエットを考える時は食生活とともにインスリン投与についてもよく考えましょう。まぁまぁ目標体重を維持できているならインスリンの量はさほど気にすることはありません
それは「血糖コントロールに必要なインスリン」です。

偏見など気にせず、ガンガン打ってナイスコントロールを目指しましょうwww
(参考:ウィキペディア「インスリン」)

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  • 2013-02-12│21:13 |
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16(いちろく)

Author:16(いちろく)
T1DM暦14年の世迷い人。2013.6月よりインスリンポンプはじめました。。withノボラピッド⇒ヒューマログ
カーボカウントのこととか、食と健康についていろいろ学んだことを綴ります。
すべてはHappyな未来のために・・・

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