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低血糖を回避せよ! 3)正常値なのに低血糖

2011-09-03
「低血糖を回避せよ」の第3回は正常値なのに低血糖を、これまでのまとめをしながらお送りします!

前2回の「低血糖後の低血糖」「高血糖後の低血糖」は抗インスリンホルモンのセットポイントが「低」に向いている時の話でしたが、今回はその逆、「高」に向いている時のお話です(^_^)/

「低血糖だ!」と感じて、血糖値を測定してみると全然「低」でない数値が…。
うーん、IDDMあるあるですねw(敢えて笑っとく)
この場合の原因に考えられるのは3つ。
1.反応性低血糖
2.相対性低血糖
3.勘違い

3.勘違いは単純かつ奥深い問題ですねー(汗)、後々取り上げたいとは考えていますが今回は割愛させていただきますm(_ _)m
で、今回は理論的に説明がつきやすい1.と2.についてご説明します。

まず反応性低血糖について。
これはいわゆる「血糖値がドーンと上がってガーンと下がる時に起こる」やつです(←どこが理論的!?)これは正常人でも起こり得ることで(DM持ちなら殊更)、特に胃を切除した患者に起こるダンピング症候群が有名だったりします。原因は砂糖や砂糖入りの炭酸飲料など血糖値の急上昇を招きやすい食品や飲料を多量に摂取してしまうこと。インスリン分泌が遅れてきてしまって、ドーンしてガーンになるわけですね。ホモサピエンスのヒトは恒常性動物だから体内環境の変化を嫌います。我々は花の蜜(自然界で数少ない単純糖質)が主食な昆虫と違って、糖質の安定確保が可能な穀物を主食に進化してきているわけですから、こっち系の対応が未発達な点は仕方のないことなのかなーなんて気がします。ってな訳で血糖値の急上昇を招く食品は極力控えた方が良しってことになりますね。ただ低血糖の時は逆ですけどf(^_^;
いきなりつまんねーこと言って申し訳ないですが!?かく言う私も甘党だったりするので、これを言うのはとても心苦しかったりしますwまーまるきし食べていけない訳ではなく、楽しみとしての食も生きて行く上できっと大事な要素。体調を見ながら上手にお付き合いしていきたいですね♪

次いで相対性低血糖について。
低血糖で抗インスリンホルモンのセットポイントが下がることはこれまでにご説明しましたが、これはその逆、セットポイントが「高」に傾いている時に起こるやつです。1回でもセットポイントが「低」に傾く低血糖とは違い、「高」に傾くためには一定期間の持続した高血糖状態で起こると考えられています。色々文献見てますと糖尿病性ケトアシドーシス状態にある患者では通常は血糖値65mg/dl程度の抗インスリンホルモンのアドレナリンのセットポイントが90mg/dlまで上昇したという報告が複数あります。「あれ?90mg/dl??オレは120mg/dlで症状が出たぞ」って私は思ってしまいましたが(苦笑)。
脳はグルコースしか栄養にすることができませんが、血糖値の状況に合わせて担体と呼ばれる血液から脳へグルコースを渡す移動装置の数を増減させます。高い時は担体を減らして、低い時は増やし、そうして脳へのグルコース供給を安定にしているわけです。高い状態に慣れて担体を減らしてしまっていると、血糖値が下がった時の供給が追い付かなくなってしまってしまう、ことが考えらていて、この理屈からすると担体が少ない状況下で発する脳からの警告症状と考えることができます。この場合の低血糖は他にも先の反応性低血糖の症状(血糖の数値が大きいと変化の幅も大きくなるので)の疑いもありますね。何にせ、警報出ている以上は速やかに対処した方が良いと思われます。しかし、まーあんまり高い数値で抗インスリンホルモン出ていないというのは少し助かる話だったりします。低血糖に比して高血糖改善の方策の方が実は単純なメカニズムだったりする罠w(敢えて笑うリターンズ)

ただあまり急激に血糖値を下げるのは、やはり良くありません。
「HbA1c(ヘモグロビンA1c)を急に下げる(血糖値の急な改善)のは良くない」という情報を耳にしたことある方多いと思います、網膜症が有名ですが、神経障害・腎症も同様に考えられています。糖尿病合併症自体のメカニズムが解明されていないため(ex.同程度の血糖コントロールでもなりやすい人となりにくい人がいる)程度を示すのは困難ではありますが、一般にHbA1cを1ヵ月に1%程度だとか(平均血糖値で言うと20~30mg/dlぐらいかな?勿論数値が大きいと幅大きくなりますが)言われていたりします。まーまー合併症の話はまた機会を改めてお送りしたいと考えています♪

まとめにかえて
先にも述べましたが、ヒトの体は体内環境の急変化に弱く特に低血糖には過敏なまでの反応を示します。理想はやはり上げすぎない下げ過ぎない平坦な血糖コントロール。低血糖には充分な警戒心を持って(早期改善!)、高血糖はそこそこならないようにして、どうにかこうにかこの低血糖/高血糖のせめぎ合いを凌いで行きましょう!

参考:My Med 電子教科書「低血糖症」

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16(いちろく)

Author:16(いちろく)
T1DM暦14年の世迷い人。2013.6月よりインスリンポンプはじめました。。withノボラピッド⇒ヒューマログ
カーボカウントのこととか、食と健康についていろいろ学んだことを綴ります。
すべてはHappyな未来のために・・・

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