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1型糖尿病!!

2012-03-01
今回は私の持病である1型糖尿病を分類のこと中心に記事書いてみようと思います♪
 「何で、今さら!?」な感じもしないわけでもありませんが、他の1型患者のブログ見ているとこれをまずちゃんと書いていること多く感じますし、遅ればせながらです、はいf(^_^; 最近ブログを見始めている方も多いようですし、とにはかくにも自己紹介がてらこれをお送りしまーす。

 さてまず、世間一般的な糖尿病と言えば2型糖尿病のことを指す、ってなことは私も重々承知していることではあります。でも「じゃー1型糖尿病ってどういうもの?」などと聞かれても、正直言ってスラスラとこのことを説明できません そんな話から…

 そもそもの1型糖尿病の定義というものははっきりしたものが示されているわけではどうやらありません。国際疾病分類(WHOで示されている疾病及び関連保健問題の国際統計分類)ではICD-10:E10のIDDMに分類される(潜在的なものも含めて)ものなのでしょうが、でもIDDMという概念はインスリン分泌の枯渇したタイプの2型糖尿病も含むと私は認識しています。日本の糖尿病学会のガイドラインでは1型糖尿病は「遺伝因子に何らかの誘因・環境因子が加わって起こる。」との記載がありますが、これもやっぱり「おもに」なんて言葉を使った何だか曖昧な定義です。
 
 自分のことは糖尿病の中でも1型糖尿病の突発的な自己免疫型で、その中でも多腺性自己免疫症候群なタイプなんだろうな、とは理解しているつもりです。(今回ちょっと難しい言葉を処々使います、あしからず)でも、私がブログやなんやで「1型」と使う時は時には自分のような急性に起こった自己免疫型のことを指していることもあるし、劇症型や緩徐進行型の1型糖尿病の亜型と呼ばれるものまで含めていることもあります。そんで一応、IDDM(インスリン依存型)と言ってる時には2型糖尿病のインスリン分泌が枯渇しているタイプまで含めるといった使い分けをしています。
 
 自分からして曖昧な定義でこの「1型糖尿病」という語句を使ってしまってるわけです。これが良いか悪いか正直わかりませんが、割と安易に使ってしまっている事は事実。自省の念を含めてではありますが、ではでは1型糖尿病の中の分類というものを整理してみたいと思います。参考文献は「1型糖尿病のすべて」 月刊糖尿病 2009.11月号 医学出版
  
 まずは糖尿病学会のガイドラインで示されている1型糖尿病の典型例急性の自己免疫型から。これは「1型糖尿病=小児・思春期の糖尿病」なイメージにほど近い分類で、実際小児・思春期に起こる糖尿病の大半は急性の自己免疫型です。(最近は小児の2型糖尿病が増えていることも問題視されていますが。でも一応断っておきますが小児の2型糖尿病でも必ずしも肥満や極端な生活習慣の問題があるわけでありません。小児・思春期の糖尿病は1型とか2型とか言う前に独立した療養への概念を持つべきではと考えています…)
 よく「1型糖尿病は生活習慣とは無関係に起こる」なんて言われ方もしますが、厳密にはちょっとこれは言えません。生活習慣と言うキーワードは生活習慣病≒不摂生な生活のようなイメージを連想させるため、こうした主張があるのだと思われますが、そもそもの生活習慣病自体が個人が持つ遺伝子のバックグラウンドを配慮しない使われ方をしているのが問題なのだろうとは思います。。生活習慣の中でも環境因子には食事、環境中の化学物質、ウイルスなどが考えられています。細胞性免疫の異常により膵β細胞の破壊が起こりおおよそインスリン自己分泌能が20%ほどまでに低下した際にケトアシドーシスを呈し、その後数年で自己インスリン分泌能はほぼ枯渇、っていうのが典型的な臨床像です。私もそんな感じでした、はいf(^^;(余談ですけどインスリン分泌能ってのは結構遊び!?のあるもので、残存機能が結構落ち込まないことには血糖値の異常には結び付きません。糖尿病=完治できないってのはこういった問題があるわけです^^;)

 劇症型と呼ばれる1型糖尿病のタイプは、急性発症の1型糖尿病の20%ほどを占めると言われています。自己免疫性との違いは、自己免疫とは関係なく起こるとこです。(そのまんま(^_^;) 成因にはこれもやっぱり遺伝素因が関与し、ウィルス感染がきっかけとなって抗ウイルス免疫反応が惹起され、その過程でβ細胞が破壊されると考えられています。その他の特徴として罹患後数日でインスリン自己分泌能がほぼ枯渇し、発見時のHbA1cは正常または軽度上昇にとどまる。(8.5以下)ことなどがあります。これも個人差あるものですが、急性発症自己免疫型と比して残存インスリン分泌の割合が少なくコントロールがより難しいことなんてこともよく言われます。妊娠に関連して発症するケースが多いことが知られていますが、それ以外では中年期に多いとか、年齢や性別に関わらず均質に起こるとか、それは地域により異なるとかが言われています。

 大体この急性発症の自己免疫型と劇症型が従来の1型糖尿病の分類でありました。年間発症率10万人に約1.5人とか言われたりする場合の1型糖尿病は上記の2分類を指しています。 たぶん…
 
 と、ここで問題になるのが緩徐進行型(SPIDDM)の分類。これは急性の自己免疫型に比して、緩徐にβ細胞の破壊が起こる病態です。インスリン治療によりβ細胞の破壊を大幅に遅延できるケースも時にはインスリン治療にまで至らないケースもあります。1型と2型の中間1.5型と呼ばれた時期もありましたが、最近はいちいち緩徐がどうとか言わず、1型糖尿病のタイプの1つと認識されるようになりました。因みに1.5型と言うのは急性の自己免疫1型と2型の中間というわけですね。「1型は2型とは全く成因が異なる!」なんて言われ方も実は微妙です。劇症型は自己抗体の関連がなく確かに成因が違う感じしますけど、自己抗体自体が自己免疫の指標を示す指標であり、β細胞破壊の指標とは限りません。β細胞破壊が自己免疫の破綻により起こるものは1型ですが、そうでないものは2型です、でもその確認は容易ではありません、症例によっては見極めが非常に難しいケースもありますし、実際見極められないケースもあるそうです。従来2型と思われていた患者の8-10%が実はSPIDDMなんてことも言われています。その病態は従来型に比して幅広く、限りなく急性発症の自己免疫型に近い場合もあればしばらく経ってもインスリン治療にまで至らない2型に近い場合もあります

 以上、駆け足でありましたが1型糖尿病の主だった分類のことをお話しました。
 一重に「1型」とは言いましても、色々ありますです、はい。でも今回は触れませんでしたが2型糖尿病の病態はこれより更に奥深いものと思われます。
 あと一応まとめてして、糖尿病はやっぱり病型云々というより個々の病態に基づいて療養が行われるべきだと思います。(残存インスリン分泌のこととかインスリン抵抗性のこととかね。こんだけ書いておいてこう言うのも何ですがf(^_^;)
 でも私の発症した10年前はまだカーボカウントや糖質制限の考え方が普及しておらず、1型とか2型とか関係なく「糖尿病」について双方の患者が交流し学びあっていたと記憶しています。でも最近は何だか病型分類による2極化が進んでいる感じがして、正直これは少し寂しく思っています。私個人の思いとしてはインスリン製剤を使用するなら療養への基本的な考え方はほぼ同じであるとの思いがあり、そうした視点からこのブログも書いているつもりです。ですから、こと糖尿病療養についてのお話している時はいわゆるIDDMな視点でお送りしているつもりです♪

 そんなこんなで、糖尿病という一つの大きなサークルの中でも特にインスリン使用部隊としての役割を自覚しながらこんなブログを書いています!小児・思春期というライフステージにおいて糖尿病療養のもっとも難しい時期を経験しておらず、やっとこさ発症10年を迎えたこの私です。どうにも至らぬ面はありますけども、これからも糖尿病のこと、療養のこと、インスリンのこと、色々学びつつ情報発信して行きたいっ!!です。改めましてどうぞ宜しくです~\(^o^)/

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まとめteみた【カーボの部屋】

今回は私の持病である1型糖尿病を分類のこと中心に記事書いてみようと思います♪ 「何で、今さら!?」な感じもしないわけでもありませんが、他の1型患者のブログ見ているとこれをまずちゃんと書いていること多く感じますし、遅ればせながらです、はいf(^_^; 最近ブロ...

Comment

日々是勉強です(笑)
コメントありがとうございます♪

 今回参考にした「月刊糖尿病11月号」をお持ちとのこと。この号は1型糖尿病の成因を遺伝子レベルで突っ込んでいたりするので、私は正直「ええーっ、そうなの~」なことが多かったですf(^_^;

 参考文献はどっちにするか迷ったのですが、雑誌「糖尿病」52巻8号では免疫学的な視点から1型糖尿病の成因の特集が組まれています。興味があればこれも是非♪(医学系大学の図書館なんかに所蔵してあります)

 糖尿病学会は、、参加したことありませんっi-201 でもちょこまかと色々なジャンルの学会に参加したり講演を聞きに行ったりはしています。学会ごとに雰囲気が結構違っていたりもしますが、糖尿病学会は傍から見ていてもちょっと楽しそうです!(←楽しいとはちょっと不謹慎かもですが、でもレベルの高い学会ほど遊び心があるものです(笑))
 学会に参加するなら、レベルとかは全く気にする必要ないと思います。特に研究職では大体の人は教えたがりだし、真に理解のある人なら素人にもわかりやすい話ができるはずです。もし参加されるのであれば、遠慮などせず、興味のある演題を多く見てそしてできればどんどん質問していっちゃたりするのがおススメです♪
 
 あ、でも、それ以外にも興味深い話が聞けましたならまた是非教えて下さい!
 今年は横浜ですね☆ って、何だか僕も行きたくなってきましたが(^▽^;
  • 2012-03-02│21:38 |
  • 16(いちろく) URL│
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  • 2012-03-02│16:46 |
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16(いちろく)

Author:16(いちろく)
T1DM暦14年の世迷い人。2013.6月よりインスリンポンプはじめました。。withノボラピッド⇒ヒューマログ
カーボカウントのこととか、食と健康についていろいろ学んだことを綴ります。
すべてはHappyな未来のために・・・

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